数年前にふるさと納税でもらった、日立のコードレス スティッククリーナーPV-BC400が、突然充電できなくなってしまったので、修理しました。
メーカー修理がお勧めですが、自分でできる範囲で修理してみましたので共有します。ご自分で試す場合は、あくまで自己責任でお願いします。
メーカーサイトはこちらです。
不具合の症状
今回の不具合の症状は、充電台に掃除機本体を戻しても、充電が開始されない、という症状でした。
正常な状態であれば、充電台に本体を戻すと、本体上部のLEDが赤色点灯し、充電開始となりますが、不具合発生時は消灯のままとなり、充電が開始されません。
バッテリーに電力が残っていれば、まだ掃除機が利用可能ですが、このままではいつかバッテリーの電力がなくなり、掃除機が利用できない状態となります。
原因
当初、本体のバッテリーの劣化を想定していたのですが、結論から申し上げますと、今回の不具合の原因は充電台内部のリード線が(おそらく経年劣化により)切断されたことが原因でした。
皆様も、類似の症状が発生した場合は、本体の修理ではなく、充電台の不具合をまずは疑った方が良いと思います。
テスターで充電台の端子間の電圧を確認するだけで判断可能ですので。
充電台の修理
充電台は簡単な構造ですので、修理も簡単です。
裏ブタを開けます。
下の写真では、赤色のリード線が切れてしまっていることがわかると思います。
白い箱の中は充電回路が収納されています。今回は回路側は修理不要でした。
リード線の被覆をはがしてはんだ付けしました。
バッテリー交換
ついでに、掃除機本体のほうも分解して、リチウムイオン電池の交換も行いました。
PV-BC400用のバッテリーは、PV-BC500用のものが流用できました。
こちらのサイトで購入しました。
2020年5月ころの値段で日立掃除機用充電池[PV-BC500 MJB] が14,904 円でした。
バッテリーだけ交換する予定だったのですが、バッテリーに充電制御の基盤が付属しており、同時に交換する必要がある、とのことでした。
基盤は本体を分解しないと交換できません。本体の分解は大変ですので、細かい部分の説明は省いて、写真だけ載せておきます。
基盤はモーターといっしょのケースに収納されていますので、さらに分解します。
下の写真の右側が充電制御の基盤になります。
新旧のバッテリーを並べるとこんな感じです。
右側の黄色っぽいラベルのほうが新しいバッテリーです。バッテリーの型式は25R6S1Pで、電圧は21.6Vと記載がありますね。
まとめ
日立の掃除機PV-BC400が充電できなくなったため、修理を行いました。
充電台のリード線のはんだ付けだけで直りましたので、作業時間は15分程度、部品代は0円となります。
ついでに行ったバッテリー交換作業の作業時間は3-4時間、部品代は約15000円となります。
バッテリー交換作業は、基盤の交換作業が大変ですので、あまりお勧めできません。ご自分で試す場合は、あくまで自己責任でお願いします。