こんにちは!
そろそろ里帰りや旅行のシーズンですね。
今日は「チャイルドシートを3列目に設置する時の注意点」について書きたいと思います。
実家に帰省する時や家族旅行の際、祖父母も一緒だったり、荷物が多かったりで、いつもは2列目に置いているチャイルドシートを3列目に移動させるという選択をする方も多いのではないでしょうか。
実家までの荷物チェックリスト
里帰りとなると、持っていくものが本当に多くなりますよね。
「子どもがいると荷物は3倍になる」なんて言われますが、実際そのとおりだと感じている方も多いはず。
一般的に「最低限これだけあれば大丈夫」というリストをネットで調べると、「着替え一式・オムツ・お気に入りのおもちゃ・ミルク」などが挙げられています。
でも実際のところ、そんな最低限では足りないことがほとんどです。
特に長距離移動となると、車酔い対策グッズや万が一のための替えの着替え、さらには車内での退屈しのぎアイテムまで考えると、荷物はどんどん増えていきます。
チェックリストを見るたびに「こんなに持っていけるわけない…」と感じてしまいますよね。
とはいえ、実際に必要なものを考えると、工夫次第で荷物を減らすことも可能です。
例えば、子どもの着替えは最低2セット程度に抑え、洗濯ができる環境かを事前に確認しておくこと。
また、オムツやおしり拭きなどの消耗品は現地調達も視野に入れると、かなり荷物を減らせます。
車内で必要なものとして、特に優先度が高いのは車酔い対策グッズとちょっとした非常食、そして水分補給用のドリンクでしょう。
何よりも、子どもが快適に過ごせる環境を整えることが大切です。
3列目設置の作業時間目安
「3列目にチャイルドシートを設置するのって、どれくらい時間がかかるの?」と思われる方も多いでしょう。
よく言われるのは「慣れれば10分程度」という話です。
確かにベテランパパママなら、手際よく短時間で設置できるかもしれません。
でも実際には、特に3列目となると作業スペースが狭かったり、シートベルトの位置が2列目とは異なったりで、思った以上に時間がかかることがほとんど。
しかも、アルファードやヴォクシーといった車種でも、3列目はISOFIX対応していないケースが多く、シートベルト固定が基本となります。初めての方だと30分以上かかることもあるんです。
ましてや、出発直前にバタバタと設置しようとすると、固定が不十分になるリスクも高まります。
JAFやトヨタの取扱説明書によると、チャイルドシートの固定は「前後左右にゆすって30mm以内しか動かない」ことが推奨されているんですよ。
慌てず確実に固定するためには、少なくとも出発の1日前には設置を済ませておくことをおすすめします。
そうすれば、万が一のトラブルにも余裕を持って対応できますね。
助手席回転時の安全確保
「助手席を回転させれば、子どもの様子も見やすくなるし便利」というアドバイスをよく聞きますが、これについても注意点があります。
確かに助手席を後ろ向きにすれば、3列目に座る子どもの様子を確認しやすくなるメリットはあります。
ただ、安全面からいうと、助手席の回転は慎重に行わなければなりません。助手席エアバッグが作動する条件や、回転時のロック機構の確認、そして何より走行中の回転は絶対NGです。
さらに、前向き走行時には必ず元の位置に戻さなければ、エアバッグが適切に機能しない可能性もあります。
「便利だから」と安易に操作すると、思わぬリスクにつながることも。
というわけで、助手席回転を活用する場合は、必ず車の取扱説明書を確認し、停車中のみの操作を徹底しましょう。
実際、3列目に子どもを乗せる場合は、2列目の大人が振り返って様子を見るか、ルームミラーの調整や補助ミラーの設置といった方法の方が、日常使いでは安全かもしれません。
子どもの安全と大人の安全、両方を守ることが大切です。
おじいちゃんおばあちゃんが手伝うポイント
里帰りとなると、おじいちゃんおばあちゃんが「何か手伝おうか」と言ってくれることも多いですよね。
でも、チャイルドシートの設置は「若い方が慣れているから」と、ついつい断ってしまいがちです。
確かに、最近のチャイルドシートは機能も複雑で、初めて見る祖父母世代には分かりにくい部分もあります。
しかし、実は祖父母の力を借りられる場面はいくつもあるんです。
例えば、3列目へのチャイルドシート移動作業中、子どもを安全な場所で見ていてもらうこと。これだけでも作業効率は格段に上がります。
また、長距離移動中の子どもの相手をしてもらうことで、運転に集中できますし、子どもも退屈せずに済みます。
とはいえ、事前にチャイルドシートの基本的な使い方を説明しておくことは大切です。
特に緊急時にシートベルトやハーネスを外せるようにしておくと安心です。また、車酔いのサインや対処法も共有しておくと良いでしょう。
こうした準備をしておくことで、祖父母も安心して孫と過ごせますし、パパママも少しだけホッと一息つける時間が生まれます。
家族全員で協力し合うことで、旅の負担も減り、より楽しい時間になりますよ。
3列目設置で特に気をつけたいこと
「3列目に設置すれば問題ない」と思われがちですが、実はいくつか重要なポイントがあります。
一般的に言われているのは「3列目は安全性が低い」という意見です。
確かに追突事故の際には3列目が最も影響を受けやすい位置にあることや、クラッシャブルゾーンが狭いというデメリットがあります。
でも、現実的には家族構成や荷物の量によって、3列目を使わざるを得ないケースも多いんですよね。
そんな時には、まず車種ごとの特性を理解することが大切です。
アルファードなら3列目も比較的広く使いやすいですが、シエンタのような小型ミニバンでは3列目のスペースが限られるため、チャイルドシートの大きさや固定方法に特に注意が必要になります。
車種を問わず、3列目設置で最も気をつけたいのは「確実な固定」と「子どもの様子確認」の2点です。
特にシートベルト固定の場合は、ベルトのねじれがないか、確実にロックされているかを入念にチェックしてください。
また、運転中に子どもの様子が確認しづらくなるため、休憩時にこまめに確認するか、同乗者に様子を見てもらうことも大切です。
安全性と使い勝手のバランスを考えながら、最適な選択をすることが重要ですね。
まとめ
というわけで、チャイルドシートを3列目に設置する際は、事前の準備と正しい知識が何より大切です。
荷物は最小限に抑えつつ必要なものをしっかり確保し、設置作業は余裕を持って行い、何より子どもの安全を最優先に考えましょう。
家族旅行や里帰りは、楽しい思い出作りの大切な時間です。
チャイルドシートの配置に悩むのは、子どもの安全を考える良いパパママの証拠。
完璧を目指すのではなく、できる範囲で最善を尽くせば十分です。みなさんの旅が安全で楽しいものになりますように!